骨粗鬆症の話②骨と筋肉

2021年04月13日

こんにちは、樺澤です(^^)今日は、前回「骨粗鬆症」の予防に、筋肉をしっかりと鍛える!というお話をしたので、今日は骨と筋肉の関係をお話させていただきます。

もともと骨と筋肉はとても近いところにあり、筋肉を働かせて筋トレをする事で骨に負荷がかかり、骨が強くなります。さらに筋細胞は、骨に直接働きかける特殊なタンパク質を出すことも報告されています(^^) やっぱり筋肉ってすごい!(^^)! 骨は、古くなったら溶かしてまた作る、という新陳代謝を繰り返しています。同じ骨のまま負荷を受け続けていると強度が低下して骨折しやすくなってしまうからです。
「骨吸収」を行う破骨細胞、「骨形成」を行う骨芽細胞、によって新陳代謝を繰り返しながら
状況に応じ骨の量や質、強度まで作り直しています。この時に大きな負荷がかかると、それに耐えられるように、骨は強く太く作りかえられます。骨密度は、筋肉量に比例しています!!

これには2つのメカニズムが明らかになっていて、、、

①運動によって骨に負荷がかかると、骨細胞から、骨形成を行う骨芽細胞を活性化させるタンパク質放出され、骨を丈夫で強いものに作りかえてくれる事。

②運動で骨に負荷がかかると、骨の主成分であるカルシウムの沈着が促されます。運動による負荷で骨にマイナスの電気が発生し、プラスの性質をもつカルシウムが引き寄せられる仕組みです。体の中で大きな負荷がかかる部分ほど、より強いマイナスの電気が発生するので、より多くのカルシウムが引き寄せられ、中身の詰まった骨になります!

やはり運動は大切ですね(^^) 宇宙飛行士が長期間の宇宙滞在から帰還すると筋力がすっかり衰えている、というのはご存知でしょうか?実はこの時、骨もひどく衰えているそうです。
そう、宇宙には重力がないからです!地球上と違い、常に骨に負荷がかかるという事がないため、骨からカルシウムとリン酸が溶け出して骨密度がさがり、骨粗鬆症のような状態になってしまうのだそうです。1カ月宇宙に滞在すれば、2、3年分の骨量を失ってしまうそうです。だから宇宙飛行士はあれだけのトレーニングをしているんですね!

これは、うかうかしていられませんね、、、。私もしっかり運動しないとです、、、。

では具体的にどのような運動が良いか、、、というところですが、しつこいようですが、骨密度を上げるためには、重力を感じることが大切です。なので、体にとっても良い水中ウォークは、骨密度改善の面だけでいうと、あまり効果がありません。
そこでおすすめなのは、「かかとあげ」や、「片足立ち」です。「ハイキング」も、坂道を下るときには大きな負荷がかかるためおすすめです。無理をせず、つかまれるイスなどを用意して気を付けながら行ってくださいね。弱くなってきた骨には、軽い運動でも大きな負荷として伝わるので、激しい運動をたまにするよりも、軽い運動を毎日続け、負荷をかけ続ける事が大切です。筋肉を鍛え、骨密度をあげて健康を維持しましょう。

身体のケアはオアフ接骨院 整体院にお任せください(^^)/

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