脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアの違いは?

2021年04月23日

こんにちは!オアフ接骨院 整体院の院長星野です。

本題に入る前に、よく知られている「坐骨神経痛」とは病名ではなく症状名です。臀部から太もも、ふくらはぎ(すね)足先にかけて現れる痛みやしびれなどの症状を「坐骨神経痛」と呼ばれています。坐骨神経というのは腰から骨盤、臀部を通って足先まで伸びる末梢神経のうち、腰から膝下あたりまでの部分の事を言い、身体の中でもっとも太い末梢神経です。

この坐骨神経が何らかの原因で圧迫されたり、刺激されたりして生じる痛みやしびれなどの症状を坐骨神経といいますが、これは正式な病名ではなく、前記の症状を総称して「坐骨神経痛」と呼ばれているのです。

脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアの違いについて

座骨神経痛を引き起こす2つの病気、脊柱管狭窄症とヘルニアはどのように見分ければよいか説明していきます(^^)/

椎間板とは

椎骨と椎骨の間をつなぐ軟骨でクッションの働きをしています。この軟骨の中心部にはゼリー状の組織があり、ヘルニアとはその椎間板に亀裂が入ってこのゼリー状の組織が外に飛び出してしまうことで神経を圧迫して腰痛や坐骨神経を起こすのが椎間板ヘルニアといいます。

簡単な見分け方の目安は、立った姿勢で前屈と後屈をしてみます。

前屈が楽な方は脊柱管狭窄症

後屈が楽な方は椎間板ヘルニア

脊柱管狭窄症の場合、前屈すると脊柱管が広がって神経の圧迫が少なくなるため、痛みが軽減するからです。

一方、椎間板ヘルニアの場合、腰を前にかがめると椎間板がつぶれてゼリー状の組織が後ろに飛び出し、神経に触るので痛みが出るようになります。

脊柱管狭窄症は50代以降のひとに多く、椎間板ヘルニアは20代から30代の人に多く起こります。

若い人は椎間板に水分が多く含まれていて、ゼリー状の組織も大きいため、椎間板に亀裂が入ると後ろへ大きく飛び出し、神経を圧迫しやすいからと考えられています。

当院に来られる方は、脊柱管狭窄症の方がやや多いです。治療には適切な頻度と回数が必要となるため、1回で治るものではありません。しっかり治療をしている方は、80%以上の方が症状改善して、散歩が出来るようになったり、グランドゴルフを再開できたりなどさまざまな喜びの声を頂いております。

もしお困りの方がいらっしゃいましたら、ぜひオアフ接骨院 整体院にご相談ください。

当院HP https://oahu-sekkotsu.com/